

ISEは2025年度から基礎体温計測推進研究会に企業会員として加入いたしました。
2025年7月3日(木)に東京都千代田区で開催された第36回 基礎体温計測推進研究会定例会にて新規会員として企業発表しました。発表内容は「昨日できたことを今日もできるように~いつも通りからの逸脱を報知で抑制するISE保有技術worktransform®で臨むレジリエンス工学に基づく課題解決~」です。

基礎体温の計測と分析を軸とした女性の健康を考察する上で、ISEが取り組んでいるレジリエンス工学に基づく社会課題の解決案を紹介しました。
レジリエンス工学の源流は安全管理手法ですが「うまくいっている状態、問題が起きていない状態を是として観察対象とし、その状態からの逸脱に対して介入する」という概念は健康にも応用可能です。
この概念を工学的に実践しようというISEの取り組みは、医師や看護師、研究者が中心の研究会に今までにない視座として関心をいただきました。
また、体温は安定性を保つ性質(*)があるため親和性が高く、応用可能性についてディスカッションが弾みました。
*:平常時であれば誰もが約36~37℃という狭い範囲で安定し続けるという性質は、他の生体情報ではあまり見られません。血圧や脈拍、汗の分泌量などの他の生体情報は個人差があり、少しの刺激でも大きく変動するものが大半です。よほどのことがない限り安定している体温は、とても面白く研究のし甲斐がある性質なのです。
ISEがめざす未来
ISEは、月経周期推定装置および月経周期推定方法について特許を保有しています(特許5099751)。今後、研究会活動を通して、特許技術を応用した女性のQOL向上に貢献します。
- worktransform(ワークトランスフォーム)は株式会社情報システムエンジニアリングの登録商標です。