STEP2 一括での「変換用ユーザー辞書」への登録

STEP1 の方法では、単語を1語1語登録していく必要があります。すでに登録したい単語の一覧がある場合は、Excel や表計算ソフトで編集したファイルから一括登録が可能です。

①上図のような表計算ファイルに、情報を入力

登録したい単語を1行につき1単語記述し、テキスト形式で保存したファイルを「単語ファイル」といいます。辞書登録する前に表計算ソフト上で整理いただく際は、xlsx などの一般的な表計算ファイル形式で編集・保存をお勧めします。ここでは、表計算ソフト上で作業する前提で進めます。

そのうち、

A 列:読み※
B 列:単語※(変換候補)
C 列:その品詞※
D 列:単語につけるコメント(64 文字まで)
E 列:自動置換(文字や単語の置き換えを、変換候補で自動的におこなうか)
F 列以降:単語(2 個目以降の変換候補) ※ E 列が「する」の場合は1個以上必須

最低限、※印の A・B・C 列が入力必須項目です。

TIPS:複数人数で辞書を管理・登録したい場合

共有フォルダーやサーバーに上記のような表計算ファイルを置いておき、そこに指摘すべき単語を書き込んでもらいます。週次・月次等で内容を確認して、ATOK の辞書ユーティリティに取り込んで ATOK の変換用ユーザー辞書に取り込みます。

なお、Excel 等で編集しやすいように、セルの罫線・色づけ・文字サイズフォント等はご自由に設定してください。

② ATOK 辞書ユーティリティで取り込む準備を行います。

①で編集していた表計算ファイルを、別名保存で「TXT 形式で保存」します。

以下の画面は Excel 2013 での保存画面です。ファイルの種類で「テキスト(タブ区切り)」を選び、保存します。この際、②で使用したセルの罫線、色、フォントサイズ、改行タグ等はすべて削除されます。

③「ATOK の辞書ユーティリティ」を起動して、「ツール>ファイルから登録・削除」を選択

④ファイルに先ほど作成した、TXT ファイル(タブ区切り)を参照し、「ファイル形式:MS-IME」を選択して、登録ボタンを押します。

⑤登録された結果が表示されます。

登録できなかった単語がある場合は確認してください。

⑥単語が登録されると、ATOK 辞書ユーティティ側で、単語が追加されます。

⑦辞書ユーティリティを終了します。

変換用ユーザー辞書は作成されましたが、ATOK の変換辞書として紐付けがされておりません。STEP5 プロパティの作成と辞書の紐付けで、ATOK に「変換用ユーザー辞書」と「省入力用ユーザー辞書」をひも付けます。