利用環境の最適化

Just Right! には前項までのとおり、どのような校正を行うか、またどの辞書を使用するかによって、校正結果(指摘される内容)が異なります。目的や業務によって最適な結果が得られるように、利用環境を最適化する必要があります。

インストールした状態では、誤字脱字、文法的な誤り、表記揺れなど、文書校正において必要なチェック項目の基本パターンが「校正設定」として、用意されています。

Just Right!の校正設定のウインドウもしくは、「校正>設定」を選択すると、ご覧いただけます。

※が頭につくのが出荷時の校正設定です。(初期値から変更はできません)
※[医]:Just Right! に、「医療校正辞書 2010 for Just Right! CE」導入時に追加されます。
※[LSD]:Just Right! に、「ライフサイエンス校正辞書 2015 for Just Right!」導入時に追加されます。
※[記]:Just Right! に、「共同通信社 記者ハンドブック校正辞書第13版 for Just Right!」導入時に追加されます。

上図Ⓐの校正設定はそれぞれ、「校正設定部分」と「関連付けられた標準辞書/ユーザー辞書」でできています。それぞれの校正設定には、次のように辞書が関連付けられております。

標準辞書=読み出し専用の辞書

ユーザー辞書=標準辞書/オプション辞書にない用語を登録できるユーザー独自の辞書

なお、インストールされた初期時点では、「校正設定はすべて同じ校正用ユーザー辞書・スペルチェック用ユーザー辞書に紐付け」されています。もともとある校正設定を使用している限り、用語の登録や指摘箇所を外した結果は「すべて同一のユーザー辞書」に登録されます。

そのため、初期設定のままでは、業務や目的が異なると、最適な校正結果が得られない場合がありま す。目的に沿った独自の「校正設定」をつくり、あわせて「校正用のユーザー辞書」を作成し関連付けることで、最適な校正結果が得られます。