【Just Right!・ATOK活用ガイド > Just Right!活用コラム > 生成AIは日本語校正支援に利用できるかトライ(1)】
皆さんは生成AIを業務で活用されていますでしょうか?本コラムの記事でも、タイトルとして掲げられているテーマに沿って、特に「校正支援」に活用できるのか、どのようにすれば活用できるのかを、少しずつ触れていきます。
■生成AIは日本語校正支援に利用できるかトライ(1)
1.例文- それは謝った判断だった(誤変換の指摘)
2.Microsoft Copilotに校正してもらってみた
3.質問の仕方(プロンプト)を変えてみた
4.ChatGPT-4に校正してもらってみた
5.今後
例文- それは謝った判断だった。(誤変換の指摘)
今回は、Just Right!のデモンストレーションで、よく使用している以下の誤変換の例文でトライします。
- 例文1:それは謝った判断だった。(誤変換)
- 例文2:今年も熱い夏がやってきた。(誤変換)
Just Right!では、下記のように適切に指摘されています。
例文1:それは謝った判断だった。
例文2:今年も熱い夏がやってきた。
Microsoft Copilotに校正してもらってみた
生成AIの代表例として、Microsoft Copilotに校正してもらった場合はどのようになるかトライしてみました。
Edgeから呼び出して下記お願いをしました。
質問の仕方(プロンプト)を変えてみた
生成AIはプロンプトが大事、とよく目にします。そこで、明らかに漢字の誤変換が含まれているので、それを指摘してほしくお願いの仕方を変えてみました。
「漢字の誤変換」というキーワードにしたため、個々の漢字に着目した回答が生成され、かえって意図しない返答になりました。
ChatGPT-4に校正してもらってみた
期待した回答が得られませんでした。質問の仕方(プロンプト)を変えても同様でした。別のGPT-4が利用できるサイトではまた異なる結果となりました。
今後
生成AIのエンジン、バージョン、有償かどうかなどによって生成AIの回答は変わります。実は、生成AIをテーマに本コラムの記事作成の話がでた2か月ほど前にも同じように生成AIに問いかけていました。そのときよりも、どちらの生成AIも回答の精度が上がっていました。
「ツールを活用して日本語ライティングを楽にする」というテーマからすると、一部の文章を校正してもらう、というのは最も効率的な使い方とはいえないことは分かっています。まだ私にとっても未知のツール、領域ですので、少しずつ触れ、使いこなせるようになればよいと思っています。
生成AIを題材とした記事は、今後も折に触れ、公開していきます。